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伊集院駿(Jena, Germany)

伊集院駿(Jena, Germany)

University Hospital Jena

2018年09月16日

【テーマ】2018-2019

ドイツでお安く生活する

私の生活やドイツのことを書かせて頂きました。今後、留学される方の参考になればと思います。

1. 住環境
ドイツに新規で住み始める際に、大変なのが家探しです。一人や学生であれば、WG (Wohngemeinschaft)と呼ばれる、ルームシェアで安価に滞在することができますが、家族連れの場合はそうはいきません。皆、不動産屋にドイツ語で電話したり、直接出向いたりして辛抱強く探します。私の場合は、留学前に働いていた日本の病院の勤務上、家探しのために数日病院を空けるのが難しい状況でした。困っていることを留学先の秘書さんに伝えたら、有り難いことにアパートを確保して頂きました。しかし、初めてアパートに到着した際にびっくり。キッチンはおろか、水道の蛇口さえありませんでした。トイレはかろうじてあったものの、キッチンスペースには蛇口をつなぐであろう謎の配管と排水溝をつなぐ穴のみ。家具なしとは聞いていたもののまさかここまでとは…。まずはキッチン作りから始めました。IKEAのインターネットで購入すると自宅まで運んでくれるとのことで、早速注文しました。業者に頼んで組み立ててもらうことも可能でしたが、予約が取れるまでに日数がかかること、何より料金が高いという理由から自分で組み立てることにしました。説明書通りに組み立てると意外と簡単で、2時間ほどで枠組みができました。ですが、シンクをはめようとした瞬間に、天板にシンクがはまる穴が空いていないことに気づきました。説明書を見るとそこはセルフでと…(笑)。厚さ3センチの天板に縦横40センチの穴を空けなければならず、最初は糸のこぎりで切っていましたがらちが明かず、近くの店で電気のこぎりを購入しました。約2日間かけてキッチンが完成しました。
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次は家具集め。定価で全て集めるとなると何10万もかかってしまいます。だからといってドイツでは日本のようなリサイクルショップがどこにでもあるわけではありません。私はebay kleinanzeigenというネット上の蚤の市で家具を集めました。地域と欲しいものを設定すると、その地域で出品されている品が表示されます。買いたいものを見つけたら、出品者に連絡し、受取りの日時を決めます。あとは出品者の自宅に行って品物を見せてもらい、納得がいけばお金を支払って受け取ります。互いの予定を合わせるのが少し面倒ですが、家具や家電、自転車、車など定価の半額~0ユーロで購入できるのでかなり重宝しています。私は、このサイトで冷蔵庫、洗濯機、ダイニングテーブル、絨毯、テレビ、子供用の自転車を格安で購入しました。これで何とか生活できるようになりました。

2. ドイツの食文化、食習慣
街で見かける人は、Bratwurstと呼ばれる焼きソーセージにパンを挟んだホットドックみたいなものや、ポテトフライ、Currywurstというカレー粉をまぶしたソーセージを切ったものをよく食べています。もちろんベジタリアンもいますが、全体的には油っぽい食事が多いです。魚も売ってはいますが、サーモンやタラの切り身がメインで、日本のような様々な種類の刺身はありません。日本食が大好きな私は、海外で使用可能な炊飯器を日本から送り、milchreisという日本のお米に近い米を毎日炊いて、おにぎりにして職場に持参しています。ドイツの食事は嫌いではありませんが、毎日食べていたらメタボになりそうです。日本の巻きずしも「sushi」としてドイツの至ることろで売っていますが、味のクオリティは様々です(笑)。スーパーで買える野菜はとても日本と同じかちょっと安いくらいで、自炊すればお金をかけずに満腹になれます。

3. おすすめスポット
ドイツにはどの町にも大小様々な教会があり、作り手の思いが込められた装飾や美しいステンドグラスを入場無料で見ることができます。定期的にコンサートが開かれている教会もあり、研究で疲れた心を癒してくれます。

4. おみやげ
定番はビール、ワイン、ソーセージなどかもしれませんが税関手続きや検疫があるので厄介です。グミ、チョコレートなどのお菓子はばら売りもあり、大量買いにはおすすめです。

5. ドイツ人の価値観
皆ディスカッションが好きです。先日、私の解析データの話し合いがあったのですが、デバイスのオペレーター、基礎研究の先生、エコーの先生が集まり、激論して頂きました。「私が聞きたいのは・・・」と声を荒げながら、話し合う姿に嬉しさと同時にやや怖さも感じました(笑)。ですが、上下関係なく納得の行くまで自分たちの意見をぶつけ合っている医師たちを見て、ドイツの医療が最先端を走っている理由が少し分かった気がします。道端やカフェでも、女性だけでなく、むしろ男性たちがビールやコーヒーを片手に長時間話しているのをよく見かけます。