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from Overseas

外海洋平(Netherland)

外海洋平(Netherland)

1. ThoraxCenter, Erasmus Medical Center
2. Academic Medical Center, University of Amsterdam
Research Fellow

2015年08月25日

【テーマ】第2回:留学手続きABC

果報は寝て待て

私が実際に仕事をしているのはEMC (ThoraxCenter, Erasmus Medical Center)ですが、オフィシャルな所属はAMC (Academic Medical Center, University of Amsterdam)になります。これを踏まえてお読みいただければ幸いです。

 

1) 留学までの国内での書類の流れ

私のEMCへの留学が決まったのは2014年6月でした。11月にロッテルダムに面談に来て、その際、必要な書類を教えてもらい、日本に戻って早速手配していきました。

この際準備したものは、①医師免許 ②卒業証明 ③成績証明 ④Financial Fundの証明書です。これら全て英語に翻訳されたものを準備しました。

①英訳された医師免許については下記のサイトが参考になります。

http://shinsei.e-gov.go.jp/search/servlet/Procedure?CLASSNAME=GTAMSTDETAIL&id=4950000020178&fromGTAMSTLIST=true&SYORIMODE

②③ 大学の卒業証明、成績証明については大学に行けばすぐに発行してもらえました。

④これについては特に決まった形式というものはなく、Grantをもらえることが決まっていればそれが使えるでしょうし、銀行の残高証明などでも良いかと思います。在籍している病院からお給料が出るのであれば、その証明書などでも大丈夫だと思います。

 

2) 引越しについて

私の場合、単身でしたので、特に大掛かりな引越しというのはしておりません。出発の数日前にマンションを引き払って、実家に荷物を全て移動させました。オランダでは家具つきのアパートを借りる予定だったので、特に大きな荷物は必要なく、仕事に必要なノートパソコンと必要最低限の衣類、薬類、ありったけの日本食を2つのスーツケースに詰めてきました。11月に下見にきた際、大抵のものは現地で手に入ることを確認していましたし、炊飯器等のオランダの普通の家具つきのアパートにないものも前任の先生から譲っていただけることになっておりましたので、スーツケース2つでとりあえず来ました。

 

3) 入国後の書類の流れ

入国後のビザの申請に必要なものは、オランダ大使館のホームページに詳しく書いてありました。

http://japan-jp.nlembassy.org

このサイトを参考にして私が準備していったのは「アポスティーユ認証」付きの戸籍謄本です。アポスティーユって言葉は、この時初めて知りましたが…。「アポスティーユ認証」とは、日本で作成された公文書に、日本国外務省がつける英文確認証明になります。東京と大阪で申請することができます。用意した戸籍謄本を持って外務省に行けば1日で出来上がりました。あとはこれを英訳する必要があったのですが、オランダの法廷に登録されている翻訳者による翻訳が必要とウェブサイトに書かれていました。なので、オランダ大使館のホームページで紹介されていた翻訳者の方にコンタクトを取りましたが、お忙しかったようで結局出発に間に合わず、オランダの日本大使館でお願いすることにしました。

オランダに着いてから、デン・ハーグにある日本大使館に行って申請しましたが、日本語を流暢に話すオランダ人が親切に対応してくださり、数日で出来上がりました。受け取ったらそのまま、デン・ハーグ駅前にあるオランダ外務省に行って、そこにハンコをもらって出来上がりでした。

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オランダでの滞在許可については所属する教育機関(私の場合AMC)を通して行うことになります。必要な書類は11月に面談に行った際に、全て聞いていて準備していました。それらの書類は、オランダに着いたら早速EMCの秘書さんが郵送でAMCに送ってくれました。この作業は急ぐ必要がありました。なぜなら、アパートを借りるのと、銀行口座の開設のために大学からのHospitality agreementが必要だったからです。

 

そして待つこと数週間…。

返事がない。

 

で、コンタクトを取ったら、結局手続きは全く進んでいませんでした…。そして一度AMCに直接乗り込んだところ、書類が届いてないと言われ…。で、既に送ったはずだと言って探してもらったら、ちゃんと出てくるという始末。そこからようやく滞在許可とHospitality agreementの手続きが始まりました。

さらに待つこと数週間で、ようやくHospitality agreement等の書類をゲットし先のアポスティーユ付き戸籍謄本と合わせて、オランダの入国管理局(IND)に行き滞在許可の申請を行いました。最終的に、観光ビザで滞在できる3ヶ月ギリギリまでかかって、ようやく下記のような滞在許可証をゲットしました。顔写真入りのカードになっています。

 

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4) 生活のセットアップ(ユーティリティなど)

住む場所については、インターネットである程度調べてから行きました。日本と同様に、Rotterdam, Apartmentでググったら簡単に調べられます。インターネットである程度目星をつけていましたので、職場近くのホテルを2週間ほど予約し、最初はそこに滞在していました。その間にメールで不動産屋とやりとりし、何軒か見て回りましたが、結局なかなか気に入った物件が見つからず。また、大学からのHospitality agreementもまだ手に入らなかったので、結局アパートが見つかるまでの間、前任の日本人の先生のところに居候させていただきました。そして、最終的には前任の先生のアパートをそのまま引き継ぐ形で契約することになりました。水道、電気、ガス、インターネット、家具は全て家賃に含まれているアパートでしたので、特にセットアップする必要もありませんでした。

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運河がそばにあって、教会の鐘の音が聞こえてくる、ヨーロッパっぽい雰囲気が味わえるアパートでとても気に入っています。

オランダでの手続きについて、一つ言えることは、「どんなに対応が遅くても、だまって待つしかない。苛立つだけ損。」ということでしょうか。何をするにしても時間がかかり、本当に手続きがちゃんと進んでいるのか不安だったのを覚えています。(時々ちゃんと進んでない!)最終的に何とかなりましたが、ちゃんと進んでいるのか時々確認しないとダメです。

それから、私の場合、今回のこのような手続き等につきまして、前任の日本人の先生の非常にお世話になりました。なので、あまり苦労することなく、順調ではありませんでしたが、セットアップを完了することができました。これは非常に大きなアドバンテージだったと思います。考え方にもよりますが、私の場合は留学先に日本人の先輩がいることは、生活面、さらには仕事面においても非常に大きなアドバンテージであると思います。