SUNRISE研究会

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from Overseas

田中哲人(Italy)

田中哲人(Italy)

San Raffaele Hospital (Milan, Italy)
Clinical fellow

2015年11月16日

【テーマ】2015-2016

イタリア最大の魅力 ’食’

1. おすすめレストラン

イタリア最大の魅力の一つとして、やはり‘食’が挙げられると思います。家の周囲は観光の中心部から約5 kmほど離れた比較的閑静な住宅街ですが、徒歩圏内に多くのレストランがあります。格式あるレストランはもちろんですが、偶然見つけた気軽に入れるような店であっても、まず間違いはありません。ドゥオーモ周辺の観光街のレストランより、ほんの少し離れるだけで、より値段も安く美味しいものが食べられるので、ミラノに来られた際は、少し足を延ばすことをおすすめします。

カツレツ

ピザはどこもサイズが大きく味も絶品で、またミラノ名物のカツレツも美味しいですが、個人的にはイタリアではかなりreasonableなムール貝関連(パスタなど)もお気に入りです。

またイタリアではワインが種類も豊富でいいものが比較的安く飲めます。特にこだわりが無ければ、多くのレストランに置いてあるハウスワインでも十分美味しいことが多いので、試す価値はありです。

また、少し趣向を変えたい時に、トラムレストランというのがあります。夜8時頃からトラム(路面電車)に乗り、2時間程かけて街中を走りながら食事を楽しむというものです。かなり人気があり予約を取るのも難しいようですが、日本で大変お世話になった御夫妻がミラノに来られた際に、御一緒させていただく事が出来ました。最初は揺れで酔うのではと心配していましたが、ほとんど不自由を感じる事無く、また出てくる食事も決して簡易的なもので無く、しっかりした美味しいフルコースが出てきました。夜のミラノを回りながら食事というのも時にはいいものです。

トラムレストラントラムレストラン3

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ちなみにイタリアでは‘アペリティーボ’というシステムがあります。言葉として正式には‘食前酒’という意味で、レストランに行く前にバールなどで取るビールなどのお酒のことを言いますが、ドリンク代のみで並んでいるおつまみを食べることができます。元々夕食前の5時台〜7時頃に一杯軽く寄るというのが標準だったようですが、最近ではより遅くまで(9時頃まで)やっており、おつまみといってもその内容もかなり充実している店もあります。家の近くで最近良く寄る店では、サラダからパスタ、肉類、フルーツまで揃っており、ほとんど夕食代わりになります。その他、安いところでは1杯5ユーロの店もあります。

ジェラッテリア

あとは、イタリアに来たら是非というのが、イタリアが発祥であるジェラートです。街のあちこちにあるジェラッテリアには、常に人が出入りしており、イタリア人は老若男女、年中ジェラートを食べているというイメージです。ちなみに国内年間消費量は一人辺り約7kgにのぼるようです。私もこちらに来てその美味しさを知り、日本で過去10年かけて食べたアイス以上の量のジェラートをこの半年で食べたと思います。ミラノに来ておそらく一番最初に見かけるのはドゥオーモの広場などで売っている屋台のジェラートですが、そこで買うのは我慢して、少し歩いて行けるきちんとしたジェラッテリアに行くことをお勧めします。通常は小サイズ(piccolo)で十分な大きさがあり約2.5ユーロで2味(ダブル)が選べます。素材を活かした季節のフルーツ味がオススメですが、特に夏季のメロンは絶品でした。(写真)家から徒歩1分のジェラッテリア

 

2. おすすめ観光スポット

ミラノで一番有名なのはレオナルド・ダ・ヴィンチの‘最後の晩餐’でしょうか。その絵のある修道院と隣接する教会はミラノで唯一の世界遺産です。芸術に無頓着な私も一応これは見に行きました。誰もが知っている作品だと思いますが、建物の内壁に直接描かれたこの絵には引き込まれるものがあります。8月中旬に訪れた際、中にいる30分程度の間に夕立があったようで、外に出ると2重の虹がかかっていました。

最後の晩餐(写真)左の建物の中に‘最後の晩餐’があります。
この絵を見るには予約が必要ですが、公式サイトではかなり埋まっていることが多く、旅行会社や仲介サイトであれば手数料はかかりますが日が迫っていても取れる確率は上がります。もう一つの手として、朝一番で当日券を取りに行くという方法があります。空いているかは運もあり、また取れても指定時間が数時間先になる場合もあり、時間がない場合は難しいかもしれませんが、予約が取れてない時は試す価値はあるかもしれません。

 

ミラノドーモドーモ上 またそれと並んで有名なものがミラノ大聖堂(ドゥオーモ)になります。正面からの景観はもちろんのこと、内部もステンドグラスや彫刻などが並び壮大な空間となっています。またエレベーターや階段で屋上まで登ることができ、上からはミラノの街を一望できます。このドゥオーモは屋上に100本以上の尖塔があり、また外部全体で2000体以上の彫像が配置されており、登ることでそれらを間近に見ることもできます。
あとは夜のドゥオーモもおすすめです。

ドゥオーモから徒歩5分程度のところに、スフォルチェスコ城とそれに続く広大なセンピオーネ公園があります。15世紀に作られた非常に大きな古城ですが、個人的にはミラノで一番好きな建物です。
中には美術館などもあり、ミケランジェロの像も置いてあります。奥の広大な公園には、子供の遊べる小遊園地風の場所もあり、家族でゆっくりできる場所だと思います。

スフォル紋章

城壁にある‘人を飲み込む蛇’は13−15世紀にミラノを支配したヴィスコンティ家の紋章ですが、アルファロメオのエンブレムにも使われています。

 

少し穴場気味なのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ博物館です。入ってみるとかなり大きな博物館で、内容も多岐にわたり、子供から大人まで楽しめると思います。最後の晩餐のレプリカがほぼ原寸大で置いてあるので、本物を見逃した際は、ぜひ。

見本市ナビリアその他としては、イタリアの街を感じるならナヴィリオ地区でしょうか(写真左)。運河沿いに店がたくさんあり、雰囲気を楽しみながら外の席で飲むのはなかなかいいです。ただ真夏は蚊がめちゃくちゃいるので、、少し避けたほうがいいかもしれません。

最後ですが、家の近くにCity Life Milanoという新都市計画として開発中の区画があります。広い敷地にオフィスタワー、ショッピングモールなどの複合施設、マンション、公園などが融合するような形で作られるというプロジェクトですが、(街中では一際目立つ)日本人が設計した高層ビルがすでに建っており(写真右)、さらに東京オリンピックの新国立競技場の案で話題になったザハ・ハディド氏設計の建物も建設中です。ただ2015年に完成予定だったはずですが、工事は当然のように遅れ、この半年もあまり進んでいる感じはしません。すべての完成を楽しみにしているのですが、そこはイタリアなので、いつになることでしょうか。

色々挙げてきましたが、ミラノ自体はイタリアの他の街と比べると観光としてはやや見所が少なめかもしれません。。ただ、ミラノから日帰りや1泊2日で行ける範囲で、ベネチアやフィレンツェなど、魅力的な都市があります。イタリアの電車は、事前ネット予約でかなり安く購入することも可能なので、比較的敷居が低く、足を延ばすことができます。個人的には、やっぱりベネチアでしょうか。