SUNRISE研究会

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from Overseas

藤野明子(New York, USA)

藤野明子(New York, USA)

Intravascular Imaging Core Lab of CRF, New York, USA

2016年08月12日

【テーマ】2016-2017

出発前に日本で準備できること

・書類の準備
アメリカ留学の場合、書類準備の最大の難関はDS2019の取得だと思います。施設によってDS2019の発行機関が違うと思いますが、私の場合はECFMGからDS2019を発行してもらいました。ECFMGからは以下の書類を提出するよう求められました。いずれの書類もEmailやウェブサイト上で提出が可能でしたので、郵便(FedEx)を利用したのは最後にDS2019を受け取るときのみでした。

1. CONTRACT OR LETTER OF OFFER
2. RESEARCH FELLOWSHIP PROGRAM DESCRIPTION
3. STATEMENT OF EDUCATIONAL OBJECTIVES
4. CURRENT CURRICULUM VITAE (C.V.)
5. PATIENT CONTACT CERTIFICATION STATEMENT
6. COPY OF MEDICAL SCHOOL DIPLOMA (with certified English translation)
7. CERTIFICATE OF FUNDING

このうち、2,3,5は、過去の留学生のものをひな型として利用させてもらいました。これらはDS2019を得るための形式的な書類であって、内容の良し悪しで留学が取り消しになることはありませんので、あまり時間をかけなくてよいと思います。その他、私は卒業証書と現在の苗字が違ったため婚姻届を提出した役所に「婚姻届受理証明書」を発行してもらい、certified translationを添えて提出しました。書類をそろえるのに1週間程度、書類を提出してから1か月程度でDS2019が手元に届きましたので、比較的スムーズだったように思います。

 

・引っ越し
私は単身の引っ越しでしたので、スーツケース2個を持参して、残りの荷物は国際郵便で郵送しました。日本にいる間にアメリカの住所を決めてしまったのが、個人的にはとても楽でよかったと思っています。渡米数か月前からMix B(http://nyc.mixb.net/)等の掲示板でアパート情報をチェックし、良さそうな物件には問い合わせをしていましたが、そのうちに大変信頼できる日本人ブローカーの方と出会うことができました。彼女に部屋の動画を送ってもらったりSkypeで相談したりしながら物件を決め、最終的には1年分の家賃を前払い(これはアメリカでの収入を証明できない留学生にとってはよくとられる手段のようです)して契約しました。物件を直接見ずに契約してしまうことに不安がなかったわけではありませんが、よさそうな物件が出てくるたびに、ブローカーの方が私の代わりに実際に物件を見に行ってくださり、築年数、日当たり、周囲の環境などをプロの目で客観的・総合的に評価してくださったので、自分で見るよりかえってよかったのではないかとも思います。もちろんこれはすべてのブローカーに当てはまる話ではないので、このようなプロフェッショナルなブローカーに偶然出会えたことは、本当に幸運でした。入居に必要な書類(大家さんからのレター、雇用証明、3か月分の給与明細、銀行残高証明等)はすべて渡米前にPDFで提出していたので、こちらに来てからの手続きは契約書へのサインだけで、すぐに入居することができました。日本に居ながらの不動産契約は、ブローカーさんにとって負担が大きくなることから、すべての不動産会社が対応してくれるわけではないようです。ニューヨークに引っ越しを検討される際には、ぜひOxford Property GroupのNobukoさん(nh@oxfordnyc.com)にご相談を!渡米後の生活についても大変親身にアドバイスしてくださいます。

またドル建てクレジットカード申込も日本で済ませることができました(受取は渡米後)。日系航空会社のクレジットカードは米国クレジットヒストリーなしで発行可能です。
http://anacardusa.com/
http://www.jalusacard.com/jp/

それから、百万単位で日本円を米ドルに両替すると、手数料もそれなりの額になりますが、マネーパートナーズを利用すると、この手数料をかなり抑えることができました。海外旅行の際にも使えますのでおすすめです。
http://www.moneypartners.co.jp/

両替後、海外送金できる国内の銀行にいったんドルを送金し、そこからアメリカの銀行口座に送金をします。海外送金には、事前の受取口座登録が必要な銀行がほとんどです。国外からの登録には手間がかかったり日本に居住している家族等のサポートが必要になるので、日本にいる間に米国の銀行口座を開設して、登録が完了できると楽だと思います。米国ユニオンバンクのドル建て口座は日本国内で開設が可能です。

http://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html?link_id=p_kojin_yoko_cali

 

・生活のセットアップ
上述の通り、私は住居探し、クレジッドカード申込、銀行口座開設等を日本で済ませてから渡米したので、渡米後はあまりすることがありませんでした。電気ガスの申込は電話一本で済みましたし、マンハッタンでは車も必要ないので、ベッド等の生活用品を購入しセットアップは数日で完了しました。渡米10日後(入国から少し日数が経ってからの方が良いようです)にSocial Security Number(社会保障番号、米国で就労の際には必須)申請に行き、番号が発行されてからNon-driver ID cardという写真付きIDカードの申請をしました。このおかげでパスポートを持ち歩かなくてもバーに行けたりお酒を買うことができます。携帯電話は日本でSIM freeのものを購入しHanacellという会社のSIMカードを使用していますが、KDDIのプランやソフトバンクのアメリカ放題も留学生には人気があるようです。

https://www.hanacell.com/

http://www.usa-keitai.com/

 

私は日本での準備にかなり時間をかけた分、こちらの生活は大変スムーズに始めることができました。最初から職場になじむことに時間を使えたので、1ヶ月経った今では毎日楽しく仕事ができており、良かったと思っています。

最後に、出国前の手続き(国外転居届、年金、健康保険、年度途中での確定申告など)に関しては、以下の本が大変参考になりました。

研究留学術第2版ー研究者のためのアメリカ留学ガイド

門川俊明著 医歯薬出版株式会社

https://www.amazon.co.jp/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%95%99%E5%AD%A6%E8%A1%93-%E7%AC%AC2%E7%89%88%E2%80%95%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E7%95%99%E5%AD%A6%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E9%96%80%E5%B7%9D%E4%BF%8A%E6%98%8E/dp/4263206738