SUNRISE研究会

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小宮山洋子先生・薬師寺忠幸先生から、若手医師への熱いメッセージをいただき、さらに時間を忘れるほどの闊達なディスカッションとともに忘れられない最高の会となりました。

特別講演

「超少子高齢化社会を迎える日本の医療の今後」
小宮山 洋子 先生(元厚生労働大臣)

世界一の超少子高齢化社会である日本。
まず最初に、社会保障の現在と今後の展望について、超少子高齢化社会が進む中で、その費用はこの20年余りで2倍以上となり、少子化対策・子育て支援の強化、高齢者・女性がもっと働き続けられる環境整備の必要性やその具体的な取り組みをご紹介いただきました。
続いて、医療イノベーションについて、5ヶ年戦略のもと「日本から世界へ」、ドラックラグ・デバイスラグの解消はもちろん、All JAPANでの横断的な研究連携・創薬/医療機器開発、医療イノベーションを担う人材育成が今後加速していくことをわかりやすくお話いただきました。

基調講演

「留学で得られた自己改革」
薬師寺 忠幸 先生(昭和大学横浜市北部病院)

留学は人生観のSCRAP&BUILD!客観的視野が広がり、医療に限らず多くのことをフラットな立ち位置で見直したこと。組織にとらわれず幅広い視野をもって多様なチャレンジをしていくべきであること、特に主体性を持って自他双方にポジティブに仕事をしていくことが重要であることが学んだこと。また、日本は今後、本会のような組織の枠を超えた「横のつながりの拡大・強化」が必要であることなど、あつい思いとともに伝えていただきました。

参加者レビュー

「なんだか違う」これまでにない研究会がここに
松尾 弥枝 先生(群馬大学 循環器内科)

信濃町の独特の雰囲気に気圧されながら、初めて訪れた慶応大学病院の中で迷った末に辿り着いた会議室。実は、「いままでにない」という謳い文句を聞いても半信半疑で、金曜午後の東京日帰りということもあって、ややモチベーションの上がりに欠ける参加でした。しかしながら、この予想は大きく裏切られ、懇親会をお暇しなければならないときには東京泊にしておけばよかった…と後悔するほどでした。終わってみると、冒頭の研究会そのものについての説明で、はやくも「なんだか違うぞ」という印象をうけ、ヤクシーの漫談のような講演を楽しく拝聴し、小宮山サンの滑らかな講演、つづく活発なテーブルディスカッションとある意味衝撃的な研究会でした。この場をお借りして、自分なりに反芻した内容などレポートさせていただきます。私自身、留学して帰ってきた人間で(また今年短期間でかけますが)、ヤクシーの3分類でいくとおそらく「変人」に属します。個人的な意見ではございますが、何卒ご容赦くださいませ。

日本医療のガラパゴス化を開国する会になる
仲間 達也 先生(宮崎市郡医師会病院 心臓病センター 循環器内科)

日本国内で我々が日々行っている医療、特に日本の循環器医療は何処へ向かうのか。それは私自身が常々感じている疑問である。国内ではあまり自覚する事は無いが、日本の医療を取り巻く環境は極めて閉鎖的である。それはまるで江戸時代の鎖国に近い。その理由は2つ挙げられる。1つは国民皆保険制度という素晴らしい制度に守られているが故の、医療に対するコスト意識、必要性・妥当性の検討の欠如であり、もう1つは諸外国で使用できる多くの薬剤や医療機器の国内承認、導入が遅れる「Device lag」、「Drug lag」と呼ばれる問題の存在である。この大きな問題のために、日本の医療(我々が日々従事する日本の循環器医療)は極めて限定された環境で、特異的な進化を遂げてきている。それはまさにガラパゴス諸島に置ける生物達の特異的な進化同様であり、医療の「ガラパゴス化」と表現できる。その「ガラパゴス化」によって国際競争力を失った先に何があるのかという事は、あまり明るい話題でない。

SUNRISE研究会への期待と提案
渡邊 雄介 先生(帝京大学 循環器内科)

去る4月12日、発起人の中澤先生、林田先生、重城先生にお声をお掛けいただき、SUNRISE研究会に参加させていただきました。この研究会のコンセプトは今までの研究会のものと全く異なるもので、大きな目的としては海外留学を希望している、もしくは海外留学中の若手医師を支援し、日本から世界への発信力を高めるというものです。僭越ながら自身の経験からSUNRISE研究会への期待と提案を述べさせていただきたいと思います。

会場風景