食事を一緒にして親交を深める、その熱さと深さです。

韓国のおすすめ料理と言えば、皆さんご存知のとおり、ずばり焼肉です。日本のいわゆる焼肉屋さんはあまだれをつけて、霜降りの和牛を食べるのが王道ですが、どうもこれは戦後の日本に韓国から持ち込まれて、日本の味覚に合わせたスタイルのようです。伝統的な韓国の焼肉はその名も韓牛を味噌や塩入りのごま油をつけて食べるのが王道です。日本の焼肉との最大の違いは、焼肉を注文すると、前菜が無料で10種類以上出てきて、お代わり無制限!焼肉のあとは、好きなスープ+ご飯ものも無料!なので、どんな大食漢でも満足間違いなしです!
でも、僕がここで最も強調したいのは食べ物そのものの違いではありません。それは食事を一緒に食べることを通して、親交を深める、その熱さと深さです。日本語の「会食」に相当する食事会は、ほぼ全て焼肉屋さんで催されますが、韓国ではビールよりも焼酎が好まれます。韓国のビールが日本より軽いからなのか、辛い料理に合うからなのか、韓国の人は酒が強いのか良く分かりませんが、小さなおちょこのようなグラスに焼酎を入れて飲みます。特徴的なのは、このグラスをやり取りして、親交を深めるやり方です。宴もたけなわになってきたときに、目上の人や、親交を深めたい人たちに自分の空のグラスを渡して、焼酎を注いで飲み干していただき、その次は相手に注いでもらい、自分が飲み干すのです。文字通り、盃を交わすというやつです。なんだか、ちょっと不潔な感じがするかもしれませんが、一度これをやってみればわかります。一発で仲良しです。普段からいい印象を持ってるんだけど、話するタイミングがなかった、なんて相手とは一回で打ち解けます。目上のScarelyyyなボスも会食では全くの別人です。普段思っていることをぶつけられます。
ちなみに、Park先生がよくされるのが、やかんにビールを4,5本注いで、その中に焼酎を2,3本混ぜた飲み物です。ただのビールより少し甘くておいしいです。Park先生に注いでもらうと、きもち、もっとおいしくなります。Park先生は決して無理に飲ませたりしない方(韓国では珍しいそうですが)ですが、グラスが空けば注いでくださるので、無限ループが続きます。会食の翌日、点滴したり、制吐剤投与したりしてる女性のフェローもいます。
アサンでは毎月ACTと言われるワークショップを行っており、日本のDrが参加されることもあります。前回の日本からの参加者の方々は、かつてないほどアサンのフェローと意気投合してました。正直、1回でこんなに仲良くなれるんだ!と感銘を受けました。そのときの写真をアップさせていただきます。日韓区別つかないですよね!(時計台の丹先生と済生会東部の高藤先生、お世話になりました!)

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尹 誠漢(Seoul, Korea)