世界で最も住みやすい街

グッダイ(Good dayがこう聞こえます)!
今回はメルボルンのご紹介です。メルボルンはオーストラリア大陸の南東部に位置するヴィクトリア州の州都であり、人口約480万人のオーストラリア第二の都市です。イギリスのエコノミスト誌の調査部門が発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」で2017年まで7年連続第1位に選ばれました(2018年は第2位)。とても多国籍で素敵な街です。
【治安】
住みやすい理由はたくさんありますが最大の理由は治安が良いことだと思います。メルボルンは世界で最も治安が良い街のひとつです。子供連れでもリラックスして行動できます。
写真1
写真1: 街の広場。のんびりとした雰囲気です。
【人々の性格および文化】
皆さん親切ですがのんびり屋さんが多いかもしれません?こちらの依頼に対するレスポンスがとても遅いことが多々あります(笑)。しかし意外と朝型の人が多く、仕事は早く始めて早く帰ります。そして子供に優しい。子供を見かけると皆さん笑顔で対応してくれます。
写真2
写真2: スーパーで提供される子供用の無料フルーツ。子供達は大喜び。
【環境】
街の中心地は典型的な大都会ですが、少し都心を離れるとのんびりとした住宅街が広がっています。別名「ガーデンシティ」と呼ばれるほどたくさんの緑豊かな公園があり、家族連れでピクニックやバーベキューができます。また、ほとんどの公園には子供用の遊具があります。遊具の下にはけが防止のウッドチップが敷き詰められており、細部に子供に対する気遣いが感じられます。
写真3
写真3: 大都会の中にも緑豊かな公園がたくさん。
写真4
写真4: 広々とした公園。子供達がはしゃぎまわります。
写真5
写真5: 遊具の下はウッドチップが敷き詰められています。
【食生活】
オーストラリアの食材はとても新鮮で美味しいです。特に牛肉や乳製品は種類も豊富でさすがの一言!また、近所に日本食材を扱っているスーパーもあり、毎日完全な日本食が食べられます。もちろん日本米も売ってます(地元米の2倍くらいのお値段ですが)。スーパーでは旬の物が安く売られており、食材を見て季節を感じることができます。
【物価】
物に依りますが日本より少し高めといった感じでしょうか。ただし、一般的に大量に買えば買うほど安くなります。例えばビクトリア・ビターという有名な豪ビール。バラ売りだと1本4豪ドルですが、箱買い(24本)すると1本2.2豪ドルになります。また、スーパーでは突然1/2プライスと銘打たれて食材や日用品が半額になります!値段設定の仕組みは理解不能ですが、安くなる分にはありがたく、安い時に何でも買いこみます。ちなみに、外食はとても高くつきますので我々はほとんど外食をしません。家のご飯の方がおいしいです(妻に感謝)。※1豪ドル=82~84円(2018年8月)。
写真6
写真6: スーパーのチラシ。毎回要チェックです。
【住居費】
人気な街だけに家賃は高く、年々高騰しています。家主の立場が圧倒的に強く、日本のように簡単に家を借りることができません。空き物件は早い者勝ちではなく、まず内覧会が開催され、その後に入札が行われます。一番有利な条件を提示した人が借りられる仕組みです。ちなみに、私の場合は入れ違いで帰国される日本人ご家族から部屋、家具等を引き継がせて頂きました。入札無しで良かったのですが、引き継ぎ交渉の際に不動産屋にこう言われました。「きっとオーナーから引き継ぎOKでるよ、いい条件だしてくれたらね」。入札が無くても家賃を上げろという訳です。商魂たくましいですね。こうして家賃は毎年上がっていきます。
【観光】
ガイドブックやネットに紹介されている観光地はどこも外れはありません。郊外のワイナリー巡りも人気です。個人的には都心から車で1時間くらいの所に点在する動物園や自然保護施設がとても気に入っています。これらの動物園は子供連れに丁度良い大きさで、のんびりした雰囲気が楽しめます。園内を歩いているとワラビーが寄ってきたりします。また、動物に触れたり、一緒に写真撮影ができます(一部有料)。オーストラリアの運転事情は日本とほとんど同じですので(右ハンドル左側走行)、ご旅行の際はレンタカーでワイナリーや動物園巡りというのもありかもしれませんよ?
写真7
写真7: 突然現れたワラビーに緊張する長男。まるでポ○モンの世界です!
写真8
写真8: 動物を間近で観察できます。
写真9
写真9: 野生動物注意の道路標識。幸か不幸かまだ遭遇していません。
 
番外編: 夫もしくは父のわがままに振り回された家族の留学奮闘記
第4話「ものが良く壊れる」
とても快適なメルボルンライフですが、頻繁にものが壊れます。渡豪して約半年ですが既にたくさんのトラブルに遭遇しました!
・洗濯機の内部ホースが破裂して水浸し(渡豪してまだ2週間なのに・・・)
・台所の配管が割れて水浸し(妻が自力で修理!恐れ入りました!!)
・エアコンが動かなくなる(対応を業者に依頼するも遅々として進まず・・・)
・風呂場の換気扇が動かなくなる(放置!)
・車のタイヤがパンク(道は日本ほど良くないようです・・・)
・買ったばかりの電気ヒーターがすぐに動かなくなる(安物を買うから?)
などなど・・・
これは「オーストラリアあるある」だそうです。トラブルの第一発見者になることが多い妻はその都度ネットで修理方法を調べながら悪戦苦闘してくれています。日本がいかに便利な国であるか思い知らされる毎日です。しかしながら、こんなときは当地の先輩に教わった魔法の言葉を思い浮かべます。
“That’s Australia.”
これを唱えていると、そのうち「まあ、いっかぁ」という気持ちになってしまうのが不思議です(笑)。
つづく

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川上 大志(Melbourne, Australia)