やりたい事が沢山!!

留学は、帰ってからが大事。
よく言いますよね。
 
確かに、留学先で書いた論文は、留学先のボスに書かせてもらったものだし、
そこで得た知識、経験を元に、日本に帰って何をするか。
 
私の場合は本当に環境に恵まれているなと常々感じています。
何故なら今のところ、あと2年後に東海大学に帰る事も決まっていて、
かつ東海大学では中澤先生が帰国後にラボを立ち上げており、
CVPathでやっていた事と同じような研究ができる環境です。
 
留学先と同じような環境がある程度期待できるなんて、圧倒的にオイシイ環境です。
 
それでは、いかにCVPathとは違う事をできるか。
 
今感じているCVPathの問題点としては、全米から多くの検体が運ばれてくる分、逆に一つの症例の情報に乏しい事が1つの欠点です。
例えば直近のHbA1cの値から、ステント留置時の詳細等、病態の詳細を理解する為には欠けている情報が多いです。
それでも、数が多い分、そのデメリットをカバーしながらpublishしているというのが現状です。
 
日本では、症例数が少ない分、一つ一つの症例を大事に解析すると、CVPathでは出せないような面白い事が見つかるのではないかなと思っています。
 
冠動脈だけではなく、今は末梢、そして弁の事についても勉強している所なので、東海大学の先生だけでなく、日本全国の先生ともコラボしながら、詳細な情報を生かしてCVPathでは出せないようなデータをpublishできれば最高ですね。
 
いやー、楽しみです、書いている内に早く帰りたくなってきましたが、今はまだもう少しVirmaniの元で修行が必要なので、あと2年間は頑張る予定です。

s_torii
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鳥居 翔(Washington D.C., USA)