ENCORE Seoul 2019 参戦報告

ENCORE Seoul 2019 参戦報告

はじめまして。旭中央病院 循環器内科の荒川 雅崇と申します。

この度、SUNRISE lab. Case Competition 2019でSpecial Presentation Awardを頂き、Facultyとして、ENCORE Seoul 2019に参加させていただきましたので、その概要をレポートさせていただきます。

ENCORE Seoul 2019は10月9日から11日にかけて、ソウルのGrand Intercontinental Seoul Parnasで開催されました。韓国のintervention関係の学会では、TCTAPに次ぐ規模とのことで、日本人をはじめ多くの外国の先生方が参加されていました。私自身は、10月9日の夜間に韓国入りをして、10日と11日の丸2日間参加させていただきました。台風19号が迫る中で不安もありましたが、何とか全日程を無事に終えることができました。

メインホール

メインホール

会場の横断幕

会場の横断幕

Rha先生と

Rha先生と

Cross Border Conference参加者の方と

Cross Border Conference参加者の方と

初日は、PCI、EVT、SHDと満遍なく勉強し、夕方はCordis主催のCross Border Conferenceで止血デバイスや合併症の発表をさせていただきました。座長は飯田 修先生とRha先生で、発表者には私より年長の先生が多く、とても緊張しましたが、アットホームで非常に有意義な時間となりました。夕食は韓国焼肉を頂き、初めての韓国を満喫いたしました。

発表の様子

韓国焼肉

韓国焼肉

発表の様子

2日目の日中はlive demonstrationを中心に見学し、午後には自分の発表がありました。英語での発表はこれまでに何度か経験しましたが、オーディエンスを前にしての海外での発表は初めてであり、大きな不安がありました。しかし、座長の先生をはじめみなさんが非常に聞き取りやすい英語でディスカッションしてくださり、私の発表の内容もある程度は伝わったのではないかと思います。

2つの発表を通して、自分の英語力やプレゼン方法の未熟さを痛感し、今後海外学会に積極的に参加していこうという強いモチベーションとなりました。

学会全体の印象として、特にPCI、EVTの分野では、多くのご高名な日本人ドクターが座長や発表者として登壇されており、日本のカテーテル治療が世界でもトップレベルであることを改めて感じました。一方で、ヨーロッパでCEマークを取得したdeviceは韓国でも使用できるとのことで、日本では未認可のdeviceも多く見ることができ、いわゆるdevice lagの問題点も痛感致しました。韓国人の英語は聞き取りやすく、お互いがnative speakerでないため、ヨーロッパやアメリカの学会と比較して、参加する敷居は低いと感じました。また、韓国人同士でも英語で活発な質疑応答がなされており、韓国人スタッフも比較的英語が通じる印象でした。

最後に、この場をお借りしまして、このような機会を与えてくださった重城先生、中澤先生を始めSUNRISE labの関係者の皆様、学会に招待いただいたAhn先生、Case Competitionを開催してくださったCordisの皆様には厚く御礼申し上げます。

この会をきっかけに今後とも精進して参りますので、宜しくお願い致します。

総合病院国保旭中央病院 循環器内科 荒川雅崇

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