アメリカの田舎町です

 1. どんなところ?

Duke Clinical Research Institute(DCRI)のあるDurham(North Carolina州)は、一言で言うならば田舎です。基本的に、日本から観光を目的に来る人はほぼいないと思いますので、まずはDurham(North Carolina州)に関して少し書いてみたいと思います。

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場所は東海岸の真ん中のあたりですが、区分としては南部になります。人種構成は黒人が21%と比較的多く、アジア人は2%程度と他の州に比べると少ないです。気候としては東京とほぼ同じくらいです。夏から秋にかけてハリケーンが襲来することもあり、今年はHurricane MatthewNorth Carolinaにも甚大な被害を与えました。歴史的には南北戦争の舞台になり、ライト兄弟が初めて有人飛行に成功した場所として有名です。

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ライト兄弟の使用した飛行機(スミソニアン航空宇宙博物館に展示されています、残念ながらNorth Carolinaにはありません…)

以前はタバコ産業が盛んだったようですが、現在はDuke UniversityのあるDurhamUniversity of North CarolinaのあるChapel HillNorth Carolina State UniversityのあるRaleigh3つの周辺の町を合わせてResearch Triangleと言われる研究が盛んな地区になっています。

2.  おすすめレストラン

普段は基本的に自宅で食べています。これを食べるためにDurhamまで来たい!!というようなオススメできるレストランは…今のところ残念ながら見つかっていません。この地区の(南部の)有名な料理として、チキン&ワッフルというものがあります。簡単に言うと、ワッフルのうえにフライドチキンがのっているという料理です。一度だけ食べに行きましたが、なぜ一緒に食べなければいけないのか?っという考えが残ったのみで、味の記憶はあまりありません。

こちらに来てからの食の楽しみは、大勢の人が集まってプールサイドで行うBBQです。日本ではBBQをするのはなかなか大変でしたが、こちらではアパート内のプールサイドにBBQコンロが併設されていることも多く気軽に楽しめます。休日のお昼ご飯に、BBQコンロで作る自家製バーガーはお手軽で最高です。

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お手軽BBQ、肉焼きまくり!!

3.  おすすめスポット

なんと言っても自然が豊かです。近所で鹿に出会うこともしばしばです。息子の通う幼稚園の園庭もほぼ森です。様々な州立公園(State Park)があり、キャンプやハイキングを楽しむことができます。家から車で20分ほど行っただけで、写真のような広大な森に囲まれた散策路を楽しむことができます。豊かな自然に誘われて、日本では全く経験のなかったキャンプにも出かけました。日中は抜けるような青空(Carolina Blueと言われるほど空が綺麗です)、夜は満点の星空で、家族で大いに楽しみました。

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お気に入りの近所のTrail

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念願のキャンプデビュー

残念ながらまだ実際に行くことはできていないのですが、有名な観光地としては、東海岸沿いのOuter Banksがあります。ラブラドル海流とフロリダ海流が出会う航海の難所(Wikipediaより)で、多くの灯台が並んでいます。近くにはライト兄弟記念碑もあります。

4. さいごに

特にここが凄い!!ということはない場所かもしれませんが、小さい息子のいる我が家にとっては、非常に良い環境だと感じています。南部気質というか、出会う人々は皆フレンドリーで気さくで、とても居心地が良いです(スーパーのレジの店員さんもずって喋ってます)。休日には、自宅を訪れたり招いたりして、団欒を楽しんでいます。もちろん、同僚や上司はハードワークですが、オンとオフはしっかり区別しており、オフはとことん楽しんでいるように感じます。こちらに来てから人生の豊かさとは…?ということに関しても色々と考えるようになりました。様々な価値観に触れるということも、留学の大きな醍醐味の一つですね。


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t_inohara
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猪原 拓(North Carolina, USA)