第8回SUNRISE YIAのご報告
2022年1月22日(土)
去る1月22日、第8回SUNRISE研究会YIA (Young Investigator Award)を開催いたしました。COVID-19の6度目の襲来に伴うまん延防止等重点措置が実施されるなか、世話人以外は完全リモートという形態で行いましたが、昨年の完全リモート開催で学んだことを活かすことで、大禍なく会を終えることができました。
前回と同様、SUNRISE labの7名の世話人+原正彦先生といういつもの布陣に、supportersからの6名を加えた総勢14名のジャッジで臨みました。
今回は、全国各地の海外留学予定者11名がモニター越しに10分間の英語プレゼンを行い、日本/世界に何を貢献するか?というテーマでそれぞれの熱意をアピールしていただきました。
リベンジャーを含む精鋭たちのなか、SUNRISE YIA史上最高得点で最優秀賞に輝いたのは、笑わない情熱家. 夜久 英憲 先生 (三菱京都病院)でした!惜しくも大賞を逃した4名の精鋭を含めた受賞コメントを以下に掲載させていただきます。
プレゼンターもジャッジもリモート環境にずいぶん慣れたせいか、今回は発表者の熱気すら画面から感じ取ることができた気がしました。その一方で、もう8回目のYIAともなると、過去の受賞者や、今回のライバルたちとの差別化が非常に難しくなることがよくわかりました。実際、これまで留学の主軸であったSHD勢が今回は非常に苦戦を強いられていたのが印象的でした。
スペックやコンテンツになかなか差が出せないこの世の中、誰かに選ばれる存在になるためには、どうやって届けるのか、伝えるのか、ということも内容と同じくらい(いや、それ以上に)大事なんだなあ、と改めて感じた8th SUNRISE YIAでした。
こんなに素晴らしいYIAを、今後もできる限り続けて参ります。ぜひ、これまで以上のご支援をよろしくお願いいたします!
【Best Presentation Award】Gold
夜久 英憲 先生 (三菱京都病院) 2009年卒
Hidenori YAKU, MD, PhD (Mitsubishi Kyoto Hospital)
留学先: Northwestern University, Chicago, US
この度は、SUNRISE YIA 最優秀賞Gold Prizeという大変栄誉ある賞にご選出いただき誠にありがとうございます。選考に携わられた先生方とこれまでご指導頂いた先生方に厚く感謝申し上げます。また、SUNRISE史上最高得点とお聞きし、身に余る光栄である一方、大きな責任感を感じております。
SUNRISE superstarsの皆様、メンターであるShah教授をはじめ多くの方々のご支援を賜りつつ、インターベンション治療もうまく取り入れたHFpEF治療の新たな夜明け(SUNRISE!)を創出できるよう日々邁進して参ります。そして、今後留学を目指される先生方のためになるcutting edgeなワクワクする情報も発信し、様々な角度から今後の循環器診療の発展に貢献できればと熱く思っております。
そして最後に、今回自分のプレゼンを一番ブラッシュアップしてくれたのは、私の妻でした。自分に対して常に冷静かつ的確に『塞翁が馬』の精神でアドバイス、応援してくれる家族に心より感謝し、この大切な家族 & SUNRISE lab.とともに自分のためだけではない留学をより価値あるものにしていきたいと改めて強く感じました。
ただただYIA後の懇親会がないのが残念でなりませんが、このご縁を大切にし、今後より深め広げていければと思っておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました!
【Best Presentation Award】Silver
佐藤 達之 先生 (自治医科大学) 2011年卒
Tatsuyuki SATO, MD, PhD (Jichi Medical University)
留学先: Beth Israel Deaconess Medical Center, Harvard Medical School, Boston, US
この度はSUNRISE YIA Silver Prizeに選出いただき、ありがとうございます!
トップバッターでのプレゼンテーションでしたが、逆に雰囲気に飲まれることなくやることができ、良い結果につながったと思います。プレゼンテーションには苦手意識があり、応募するか躊躇しておりましたが、自分の成長のためと思い、思い切って応募して良かったです。他の発表者の先生方の発表もどれも素晴らしく、大変勉強になりました。
出身大学も学閥も関係なく、同じ留学という目的を持った若手循環器内科医との横のつながりができたことは、本当に大きな財産です。対面の飲み会ができなかったのが残念ですが、またコロナが明けたら、是非第8回SUNRISE YIA Alumniで集まれたらいいなと思います!
ボストンの基礎研究者の生活、レポートさせていただきます!どうぞよろしくお願いします!
【Best Presentation Award】Bronze
家城 博隆 先生 (東京大学医学部附属病院) 2013年卒
Hirotaka IEKI, MD, PhD (The University of Tokyo Hospital)
留学先: Stanford University, Stanford, US
この度はこのような大変素晴らしい研究会で発表の機会を頂き、Bronzeに評価して頂き誠に光栄です。SUNRISE YIAに参加することで自分がどうして留学をしたいか、何故必要なのかを初めて真剣に自問自答することができました。
SUNRISE Lab.の先生方、Supporter企業の皆様、参加者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
【Best Presentation Award】the 4th
砂川 玄哉 先生 (済生会福岡総合病院) 2011年卒
Genya SUNAGAWA, MD, PhD (Saiseikai Fukuoka General Hospital)
留学先: Tufts University, Boston, US
実績の少ない僕がなんとか割り込めたのは、当日加算分が大きかったのではないかと推測します。プレゼン前はマジでM1芸人みたいに歩き回りながら何度も英語の練習をしていました。当日はずっとくだしてました。ともすれば諸刃の剣になる僕の印象に対して評価いただき、皆様の懐の深さに感銘を受けました。来年以降バラエティ枠がなくなることがないよう、他の方とは毛色の違うレポートができるよう頑張ります。これからチャレンジを検討されている方々、まずは応募することを強くお勧めします。
会の運営に携わった関係各位の皆様、休日の貴重な時間を本当にありがとうございました。
追伸:年齢制限の引き上げを望みます笑
【Best Presentation Award】The 5th
仁井田 崇志 先生 (東京医科歯科大学)
Takayuki NIIDA, MD, PhD (Tokyo Medical and Dental University)
留学先: Massachusetts General Hospital, Boston, US
この度は第8回SUNRISE YIAで発表の機会を頂き、また5th Awardに選出頂きありがとうございました。当日は最終発表であり各先生方の秀逸なプレゼンを聞きながら自分の番までずっと緊張を感じるとともに日本全国にこんなにも熱意のある先生が多数いるのかと刺激を受けておりました。自分のプレゼンは緊張して持ち時間よりかなり早く終えてしまったような気がしておりますが、研究領域が他の先生方と被らなかった点は運よくプラスに働いたかと思います。またこの発表の機会を通してある先生から連絡を頂き繋がりができたことは何より感謝すべきことと感じております。関係者の皆様には今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
惜しくも受賞を逃した精鋭たち (発表順)
捲土重来をお待ち申し上げます。
【動画】
前半
後半