2017: 帰国
2018: SUNRISE trial (multicenter RCT) / Study design competition
2020: Patient enrollment start
2021: Primary completion / 1-year results
2022: SUNRISE trial 2-year results / SUNRISE II trial study design start
2023: SUNRISE trial 3-year results
2024: SUNRISE II trial start
to be continued…
なーんて書いてみましたが、正直申しまして、あまり具体的なビジョンはまだ持てていません。日本に戻った時に、どういう病院でどういうポジションにつくかも決まっていないので、具体的な構想が持てないのが現状です。34歳で帰国する予定ですが、年齢的なDisadvantageも大きいと思いますし、私自身もまだまだ経験を積む必要があります。戻ってからの数年は、臨床において、まず自分の技術、知識をさらに磨くことが必要です。ただ、同時に、種をまき始めていきたいと思っています。上記のプランは”SUNRISE trial”を例に冗談半分で書いてみましたが、実際に自分が次の施設に行った時には臨床と並行して、こういうことをやって行くと思います。
現在の留学施設では多くの大規模なトライアルデータに触れていますが、同時にEnroInterventionのEditorial board meetingにも参加しています。そこで感じることは、Single centerだろうが、きちんとScientificにデザインされマネージメントされたスタディであれば、ちゃんと評価されるということです。問題はトライアルの規模ではありません。
帰国したらやりたいスタディはたくさんあって、トライアルの規模は大小様々になると思いますが、同時並行して何本も走らせていきたいと思います。それは虚血、不整脈、心不全と分野を限りません。現在の施設では虚血をベースに勉強していますが、この知識や経験は一般化できるものであり、他の分野に十分適用可能なものです。ただし、それぞれの分野に精通した知識は必要不可欠なものであり、私1人で全ての分野をカバーするのは大変だと思います。そして、興味深いScientific questionを持つためには、その分野に精通し経験をたくさん持つことが必要条件となります。なので、このプランにおいて大事なことはチームで仕事をすることです。
医師としてのキャリアの中で、私はまだ自分のチームを持つ段階にはありません。まずはチームの一員として、こういった側面から貢献できればと思っていますが、もちろん将来的にはいつか自分の理想とするチームを持つことができればと思っています。そして、このチームが施設の壁を超えて、そして国境を超えていけたら、また面白いんじゃないかと思います。そういったことに役立つようなことを残りの1年間で出来るだけ吸収していきたいと思っています。