第1回 Endovascular Coiling Training

SUNRISE研究会では、現場のニーズに即したテーマのもと小規模のミーティングを不定期に行なっております。
ご好評いただいたCut-down Training courseの第2弾として、結構みなさんが独学でアバウトに(失礼!笑)行っているCoilingのトレーニングコースを企画いたしました。
今回もCVITのご厚意により、2日目(7/8金曜日)のランチョン後午後1時30分(!!)からという、これ以上ない時間帯で開催させていただけることとなりました。第1回の今回は、東海大学画像診断学専任教授の長谷部光泉先生を講師としてお招きし、いつもどおり座学とハンズオンを行います。
もう詰めている方も、これから詰めるかもしれない方も、みんなで情報共有しませんか?ランチョン後の眠い時間は手を動かしましょう!
ご参加いただける先生は、学会公式サイトからお申し込みくださいませ(早い者勝ち)。
 
【背景】
高齢化、糖尿病・高血圧などの生活習慣病人口の増加に伴い、全身血管の動脈硬化症が進行し、様々な血管疾患を合併している患者が増加している。
また、下肢症状の原因となる閉塞性動脈硬化症、高血圧や多剤降圧薬服用の原因となる粥状硬化性腎動脈狭窄症、無症状ではあるが破裂すると致死的である腹部大動脈瘤等は、患者のADL/QOLに直結する疾患であり、積極的な治療介入が必要である。
これら多種多様な治療への対応やPCI/EVT施行時における緊急対応を目的とした、エキスパートによる教育プログラムの実施は内科医にとって有益であると考えられる。
上記の理由から、血管内治療によるコイル塞栓術の教育プログラム実施を企画した。
 
【概要】
・    循環器内科医が血管内コイル塞栓術の基本テクニックを学ぶ
・    これまで主にコイル塞栓術を担ってきた放射線科医、血管外科医の指導のもと循環器内科医でもこのテクニックを一般化する
・    トレーニングコースを通じて、内科医と他科ドクターが相互理解を深め、これからのチーム医療を円滑に進めるためのステップとする
 
【メリット】
・    ワイヤー穿孔症例への対応が可能
・    アプローチサイトの出血性合併症への対応が可能
・    内腸骨動脈塞栓術 (stent graft施行例)が可能
・    動脈瘤 (脾動脈, 腎動脈, 内腸骨動脈など)に対する血管内治療が可能
 
【プログラム】
・    放射線科医(血管外科医)による講義(20分)
・    血管モデルを使用したハンズオントレーニング(60-70分)
 
【開催形態】
・    10テーブルにそれぞれ1血管モデルを配置し、2-3人1組のグループで施術。20分を1人の持ち時間とし、1人は助手の役割とする。血管サーキットモデルは数に限りがあるため、ローテーションで使用。
・    参加者が自身で準備する器具は原則としてなし。
・    事前学習資料なし。
・    ハンズオン素材/器材に数の制限があるため、基本的にはclosed meetingとする。

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Ken Jujo (Tokyo, JPN)