ENCORE Seoul Live 2017 参戦報告

ENCORE Seoul Live 2017 参戦報告

SUNRISEの皆様、そしてこれを読んで頂いている皆様、私は平成19年卒の日本医科大学循環器内科の三軒(さんげん)と申します。今回私は、TOPIC 2017の日程にあわせて開催された第4回SUNRISE case competitionにて韓国の重鎮であるTae-Hoon Ahn先生からAwardを頂戴し、ENCORE LIVE 2017へFacultyとして参加させて頂きました。私にとって大変貴重な経験となり、それを還元するReportを書かせて頂く機会を頂戴いたしましたので、ここに記させて頂きます。

はじめに、SUNRISEのCase competitionに関してですが、昨年はawardを取れず、今年は2回目のチャレンジでした。前年に、英語力の重要性を痛感させられ、英会話に通う等の打開策を練っていましたが、結局、日々の仕事を言い訳に、特に具体的な英語力を身につける努力をすることも出来ずに今年のCase competitionを迎えてしまいました。今年も英語が流暢で、内容も素晴らしい先生の発表を聞きながら、今年も受賞は厳しいなと思っていたところ、幸運にも横須賀共済病院の菱刈先生に次ぐ第2位(旭中央病院の早川先生と同点)として受賞させて頂き、ENCORE LIVEに参加させて頂く運びとなりました。

さて今回私が参加させて頂いたENCORE LIVEですが、韓国ではTCTAPに並ぶ大きな規模のLive demonstrationです。Coronary、EVT、そしてSHDのセッションがあり、LIVE session roomが2つほどありました。参加されている医師の年齢層も幅広く、Lectureのコースも各分野が充実しており、ここには韓国の若い先生と思われる先生の参加が目立ちました。私自身は海外Liveに参加した時は、日本では見ることのできないデバイスのデータや実際の使用を中心に勉強する様にしておりますが、今回もEVTにおけるatherectomy deviceやDCBの話を中心に勉強させて頂きました。日本でも近い将来に導入されることが楽しみです。EVT Liveで感じたのは症例の選択が日本のLiveとは異なるということです。日本ではかなり難易度の高い症例をExpertの先生が治療するという内容が多いかと思います。一方、今回のLive caseの症例はそのような症例と比較すると難易度ではやや劣るものの、逆に臨床で比較的直面しがちなものが多いと感じました。このあたりは海外と日本の考え方の違いなのではないかと思いました。

私自身は仕事の関係で2日目からの参加となりました。仁川空港から地下鉄で会場に向かったのですが、思った以上に時間がかかり、正午頃に空港についたものの、会場についたのは夕方近くになってしまいました。到着当日はLiveを見ようかと思っていたところ、会場につくとその日に開催されるCross Border Conferenceという日本と韓国の医師による研究会での発表が予定されていました。聞いていませんでした(笑)。とはいえ、せっかくの機会なので発表をさせて頂いたところ、日本サイドの優秀賞を頂き、来年のEncore Liveへのご招待を頂きました。最初はどうなることかと思いましたが、Cordisさんありがとうございました。

翌日にはEVTのcase presentationとlecture sessionのpanelistのお仕事を努めさせて頂きました。case presentationでは時計台記念病院の丹先生が最優秀賞を受賞されておりました。内容、英語力ともにまだまだ自分には足りない点を痛感するとともに、来年に向けての目標となりました。Lecture sessionは、DCB、DES、atherectomyが主な内容でした。日本からは飯田先生、蘇我先生がpanelistを努められてらっしゃいました。日本と韓国のエキスパートの先生の中に自分が混ざるのはおこがましいとは思いましたが、日本でもほとんどやったことのないpanelistの機会でしたので、ただ座っているだけでは勿体無いと思い、質問の機会を伺っていました。なかなかタイミングがつかめませんでしたが、セッションの最後の方に質問をさせて頂きました。Guro病院のRha先生が親切に自分の質問に答えてくださったことが印象的で、なんとか目標を達成して今回のお仕事を収めさせて頂きました。Liveの後には、初日はサムギョプサル、翌日は河豚を食べました。私は知りませんでしたが韓国は河豚が有名とのことで、大変美味しかったです。またホテルのすぐ近くにはカジノがあり、ほんの少しだけ。。。楽しませて頂きました。

海外のLiveに参加することは、海外のinterventionの情勢やデバイス等のことを改めて学ぶいい機会と思います。また日本の先生が海外でも座長やpanelist、live operatorとして活躍されているところを目の当たりにして、明日からのモチベーションにつながりました。それに加え、日本ではなかなかお話を聞くことが出来ない第一線の先生のお話を聞くことが出来るのも、海外Liveに参加する一つの良い点ではないかと思います。経験豊富な先生とお話出来たことは自分にとっては財産となりました。春日部中央総合病院の安藤先生が焼いてくださったサムギョプサルは最高でした(笑)。

とりとめの無い内容のreport となってしまいましたが、自分にとっては大変刺激をうけた2泊3日でした。海外の学会でpanelistを努めるといった経験は、今の自分だけの力で実現することはなかか難しいと思います。一度の良い経験で終わらせないように今後に繋げていきたいと思っております。このような機会を与えてくださったSUNRISE labの皆様、Ahn先生、そしてcompetitionを開催して下さったCordisの皆様、また外出中に病棟を守ってくれた自施設の先生に感謝を申し上げたいと思います。

初日のCross Border Conferenceで飯田先生に表彰して頂きました。

初日のCross Border Conferenceで飯田先生に表彰して頂きました。

Panelistのお仕事を頂きました。
緊張しました。。。(お隣には蘇我先生がいらっしゃいました。)

Panelistのお仕事を頂きました。緊張しました。。。(お隣には蘇我先生がいらっしゃいました。)

真ん中の先生がEncore Liveにご招待下さったAhn先生。
左の先生はSUNRISE competitionの優勝者にGuro Liveの2nd operatorをプレゼントしてくださるRha先生。

真ん中の先生がEncore Liveにご招待下さったAhn先生。左の先生はSUNRISE competitionの優勝者にGuro Liveの2nd operatorをプレゼントしてくださるRha先生。

Live会場は大きな会場で熱気に溢れていました。

Live会場は大きな会場で熱気に溢れていました。

河豚屋さんでランデブー。(安藤先生、山本先生)

河豚屋さんでランデブー。(安藤先生、山本先生)

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