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つい先日ロッテルダムでフランスのテロの容疑者が逮捕されました。その少し前にはブリュッセルでの事件、フランスのテロもまだ記憶に新しいと思います。ロッテルダムは首都でもないし大丈夫だろうと思っていましたが、そんなのんきなことも言ってられない状況になっています。当然かもしれませんが、驚くのは、ヨーロッパのそういった事件が日本でほとんど報道されていないことがしばしばあることです。海外にいると日本がいかに安全な国かが実感できますが、この点はどう頑張ってもポジティブに捉えようのない留学のダークサイドかもしれません。
 
話を仕事のことに戻しますが、2年間の予定の留学生活も半分を超えました。当初期待していた以上のものが、現在の留学先にはありました。2年間という限られた時間の中で、少しでも多くを吸収していきたいと思い突っ走ってきました。どこの施設でもそうだと思いますが、新しい環境へ異動したら、最初は種まきの期間があって、その後収穫を迎えるのが普通かと思います。僕にとっても最初のこの1年はまさに種まきの期間でした。ボスや一緒に仕事をする人たちとの良好な関係が出来上がるにつれて、仕事はどんどんやりやすくなっていきます。自分の知識、スキルの上達につれて、仕事のスピードも飛躍的に上がっていって行きますし、そこから色んな意味でどんどんポジティブなサイクルに入ります。とか言って油断していると、そろそろでっかい壁にぶち当たるかもしれませんが、そこは持ち前の鈍感力とプラス思考でなんとか乗り切りたいと思います。幸い、徐々にアウトプットが出てきていますし、ここからがまさに本番という状況になってきています。
 
先日の第2回YIAのプレゼンを一部拝見させていただきましたが、皆さんの非常にレベルの高いプレゼンに大変刺激を受けました。そして、あれからもう1年経ったのかと思うと非常に感慨深いものがあります。うちの施設もフェローの入れ変わりがあり、僕自身の仕事のやり方も少し変えていく必要があると感じていますが、2年目もまた一段ギアを上げていきたいと思います。
 
最後になりましたが、この留学をサポートいただきましたSUNRISE labの皆様、稚拙なレポートをお読みいただきました先生方に心より御礼を申し上げます。
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SUNRISE in Iceland (Photo by YS)

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外海洋平(Netherland)